床暖房対応のフローリングでないと、床暖房の熱によって材料が乾燥し、収縮を起こします。その結果フローリングの隙間が出来たり、材料が反ったりと不具合を生じます。床暖房をご使用になる場合、床暖房対応挽板複合フローリング「DECUMA」を推奨します。
ドライタイプなら問題ないと思われますが、スチーム機能が付いたタイプや水拭きタ
イプは使用しないでください。フローリングは水気を嫌います。何らかの不具合を起こす可能性があります。
コーティングは傷や経年劣化を防ぐものと思われますが、塗膜を張る塗装品、浸透性
の塗装(オイル仕上げ等)いずれの場合にしても、使用しないでください。
フローリングに電気カーペットを使用しますと、熱により継ぎ目に極端な隙間や表面にひび割れ、変色を生じますので使用は控えてください。
フローリングは温風ヒーターの吹き出し口周辺で、熱がかかると継ぎ目に隙間や表面にひび割れ、変色が生じます。温風ヒーターの熱風や反射式ストーブの熱が直接フローリングの表面に当たらないようにして下さい。
①直射日光が当たる場所や、外部から雨水が吹き込む恐れのある場所では、フローリングの表面劣化が促進されます。カーテンなどで直射日光を遮ったり、雨水が吹き込まないように十分注意してください。
②フローリングは湿気を嫌います。結露による水分を放置しないでください。結露が生じないように換気には十分注意してください。
③床面に水分がこもるような寝具や通気性のないカーペットについては返色・シミなどの原因となりますので長期間のご使用をお避け下さい。
①水が飛び散ったら、速やかに拭き取って下さい。フローリングは本質的に水気を嫌います。
常時水の飛び散る恐れのある台所や洗面所周辺は、マットを敷いてください。
②水をこぼしたまま放置したり、マットを塗れたまま放置しておくと、シミなどで美観が損なわれることがあります。更に長期にわたり水がかかりますと、表面がひび割れたり、剥がれる事があります。
そのまま放置せず、その都度乾かせてください。
フローリングは水分変化で伸び縮みします。
日常生活では下記の点にご注意ください。
エアコンや強制排気型の暖房装置を連続使用する場合は、室内が過乾燥となり、フローリング継ぎ目に隙間や表面にひび割れを生じることがありますので、加湿器の塀用をおすすめします。望ましい室内湿度は約45~70%です。
ピアノや大きな書棚などの重量物を置く場合は、根太強度などの構造上の問題がありますので、施工店に事前に確認して下さい。2階に重量物を置くことは極力避けましょう。またピアノを設置する場合、ピアノの脚の下にインシュレーターなどの緩衝材を敷いてください。
テーブルや椅子を引きずりますと表面を傷付けることがあります。足元にフェルトを貼るなどの対策があります。
市販の粘着テープは時間の経過とともに粘着力が強くなり、はがす時などにフローリング表面を傷める事がありますので、使用しないでください。
フローリングは直射日光に長くあたりますと、熱や紫外線によって変色したり、表面に干割れが発生する場合があります。直射日光は、カーテン、ブラインドなどで遮るようにしてください。
雨水が吹き込まないように十分注意してください。冬場などで結露水が床面に落ちたら、速やかに拭き取って下さい。
観葉植物などの鉢には、必ず水受けの皿などを敷いてください。また時々置く場所を移動してください。万一水が床にかかったら速やかに拭き取って下さい。
ペットの排泄物をそのまま放置しますと、水をこぼした場合以上に変色などでフローリングの美観品質を損なうことがあります。直ちに固く絞った雑巾で綺麗に拭き取って下さい。またペットの爪でフローリングの表面を傷付ける場合もありますので、ご注意ください。
小さい傷であれば、家庭でも目立ちにくくすることは可能です。傷の箇所にフローリングと同色系の補修用クレヨンを塗り込み、余分な補修用クレヨンを布で拭き取ります。
オイル仕上げであれば、傷をペーパーサンダーで研磨し、その上からオイルを塗布します。
クレヨン、マジックなどがフローリング表面に付着した時は、アルコールまたは染み抜き用ベンジンを含ませた布で軽く速やかに拭き取って下さい。
放置しておきますと変色の恐れがあります。木目や目地に染み込む前に直ちに固く絞った雑巾で拭き取って下さい。
不燃木材「FireProof Board」があります。これは無垢の国産杉材、桧材に限って不燃薬剤を含浸注入したものです。この製造方法では広葉樹(オーク、タモ、チークなど)は製造できません。パネリングにおいても、同「FireProof Board」シリーズで、ダイライト不燃ボードの表面に化粧単板を接着し、表面加工を施し塗装した製品がございます。
※国土交通大臣認定 不燃認定番号 NM-1616
できません。湿気の影響を受けて化粧単板が接着不良を起こす可能性があります。
製品の使用用途に合った正しい使い方をして下さい。