天然化粧単板貼不燃壁面材(クラフトマンウォール) 施工要領とその他注意点

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施工要領

1  下地(ベニヤ・ボード)の環境を整えてください。

    圧不陸がないように、乾燥している、ゴミなどがない等

2  施工面の寸法に合わせて下地に墨出し、割り付けを行ってください。

3  化粧材を施工前に仮並べをして色や木目のバランスを確かめてください。

4  接着には  A 両面塗布で

      B 両面テープと併用して

      C フィニッシュネイルと併用して の3タイプがあります。

クラフトマンウォールは基材が反りやすいということもあり、施工する前は材料が反っている事があります。3タイプの施工方法で最適な方法を選択してください。

-A-

アイカ エコボンド RQ-HZ(接着剤)を下地と化粧材の両面にスプレーガンで

均一に塗布し、圧締接着させてください。

接着剤を原液のまま下地と化粧材の両面に 180~220g/ m2 ( 片面につき ) 均一に塗布します。

塗布後、手に接着剤が付かなくなるまで乾燥させます。5~10 分くらいが目安です。

乾燥後の貼り合わせ可能時間は気温 5~10°C で 40 分まで、20~25°C で 55 分までとします。

乾燥時間が経過したら貼り合わせます。圧着はハンマーやロール等で行ってください。

接着剤は均一に、くし目ゴテで塗り広げて下さい。

両面テープの厚みによる不陸が発生する可能性があるのでご注意ください。

-B-

コニシ TM テープ(両面テープ)と、コニシ MPX-1(接着剤)を併用して接着させてください。

両面テープは化粧材に貼合わせた後、しっかりと圧着してください。

接着剤は両面テープの間に塗布します。塗布後 10 分以内に接着を行ってください。

化粧材の継ぎ目位置が下地の継ぎ目と重ならないように注意してください。

接着剤の硬化には 23°C の気温で 24 時間かかります。動かしたりしないようにして下さい。

接着剤は均一に、くし目ゴテで塗り広げて下さい。

※両面テープを使用すると不陸が発生しやすいのでご注意ください。

コニシ TM テープ(両面テープ)と、コニシ MPX-1(接着剤)を併用して接着させてください

※四周の両面テープ位置はボード端より20mmの位置

※両面テープ外側(ボード端)に接着剤を塗布してください。

■両面テープのピッチは壁面で450mm以内、天井300mm以内とする。

-C-

コニシ MPX-1(接着剤)+フィニッシュネイルにて施工する方法で接着させてください。

この場合、化粧面にフィニッシュネイルの穴跡が残ります。施工性重視の施工方法です。

ピンネイルでの施工を行っていただくと、穴跡がより小さく目立ちにくい状態となります。

接着剤は均一に、くし目ゴテで塗り広げて下さい。

5  施工後は化粧材が傷つかないように養生を行ってください。

 養生テープは直接化粧材に貼らないでください。

6  基本的にサネ加工を施しておりませんので、突きつけにて施工をお願いします。

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施工上の注意点

【1】 不燃基材のダイライトは破損しやすいので、取り扱いには十分気を付けてください。

【2】 ダイライトが破損した場合、その粉が化粧面を傷つける場合がありますので、取り扱いに注意ください。

【3】 内装用の商品ですので、外部には使用しないでください。水濡れや湿気の多いところでの使用は避けてください。

【4】 モルタル下地面への直接貼り付け施工は避けてください。

【5】 天然木の化粧突板を使用しているため、紫外線による日焼けや変色が起こる場合があります。

【6】 材料をカットする際には単板のめくれが起きないように、カット部をマスキングテープで養生した上から、切れる刃物でカットしてください。

よくある質問

【Q1】 実(さね)はありますか?

A1. 実はなしで、突き付けです。

【Q2】 メントリは出来る?

A2. できますが、ダイライトの下地が出ます。

【Q3】 石こうボードに貼れますか?

A3. 貼れます。